昔、シール星人だったこと。今も、シール星人なんだと思い出したこと。

わたしは、小さい頃、シールが大好きだったのよ。
いや、かなり大きくなっても好きだったな。

それを、こないだ思い出したのよ。

小さい頃、家具やら家やらにシール貼って怒られていた

こんなもんは、あるあるですよね。
小さい子は、シール好きだろ。

なんかのオマケとかでもシールってついてきたりしてたし、
シールあったら貼りたくなるもんねぇ。

いろんなところにシールを貼って怒られていたと思うのだが、
記憶にあるのは、台所の家電だか家具だかをシールまみれにして、すげえ怒られたこと。

大きくなってもシールが好きだった

思い返せば、ずっとシールが好きだった。

高校生になったら、バンドのステッカーとか、そういうのも集めていた。

学生カバンにベタベタ貼っていたような気がする。
なぜかよくわからないけど、中学か高校のとき、「DUNLOP」のロゴのシールを
カバンに貼っていたんだよねぇ。

誰かに貼られたような気もするな。

DUNLOPって、なんの会社か今調べてみたら、タイヤの会社だったよ。

なんでそんなもん貼っていたのか??謎すぎるけども。

あとは、チェッカーズが大好きだったときに、
郁弥のシールをどこからか手に入れて、めっちゃ大事にあたためていたよね。

でも、大切なシールは貼れない性質。

どんだけシールを集めても、気に入ったシールはどうしても使えない性質。

気に入れば気に入るほど、使えない。どこにも貼れない。

たまに、シール入れている箱からシールをびゃーーーーって出して、
眺めて喜ぶだけの人。

「何かとっておきのモノに、いつかとっておきの瞬間に、
このお気に入りのシールたちは、貼ってやるんだ!」

って思っていたと思うんだけど、

とっておきっぽいモノとか瞬間とかが、あったのかどうかわからんけど、
「今なんじゃない??」っていう機会があっても、

「いや、もっと相応しいタイミングがあるかも知れんやん。
そのときに、このお気に入りのシールたちがなくなっていたら、
後悔するかも知れんやん」

という思考のもと、全然シールを貼ることはなかったのよ。

結局全部捨てたんよ。

そのあと、シールの存在は忘れてはいなかったけど、
取り出して眺めることも減ってきて、
シールを貼りたい!っていう気持ちは、ずっと忘れていたのです。


それで、こないだ、何度目かの引っ越しをしたのですがね。

その時に、結婚する前に持っていた物体は、ほぼ全部捨てたのよ。

物体と書いたのは、写真とかノートとか本とか、
一部はデータ化したので、データとしてこの世に残っているものもあるからなんだけど、

形のあるものは、ほぼすべて捨てたのです。

その時に、シールたちが出てきたのです。

めっっっちゃたくさんあったよ。


いつか貼る日を夢見ていたシールたちが。
いつか貼られる日を夢見ていたシールたちが。


大好きだったBO GUMBOSのライブいったときに買ったシールとかね。

「たいへんよくできました」っていう桜の花の形のシールとかね。

あとは、忘れちゃったけど。

あ~、捨てるんだったら、どっかに貼っておけば良かったなぁと思いながら、
その時は、捨てたのですね。

大人のシール星人もたくさんいるらしい

そして最近大人になってもシールが好きな人って、結構いることを知ったのよ。

きっかけは、TikTokやけどね。
シールをベタベタひたすら貼ってる人の動画をある日見たのです。

「え、なんや、めっちゃいいな、うらやましい。あんなにシールをたくさん貼っている。」

って思ってじーーーと見ていたんですけどね。


それは、コラージュという趣味らしいことに、しばらくして気付いたのよ。
そして、コラージュが趣味って人たちが、結構いることも知ったのですよ。

子供がシールをベタベタ貼ってたら、ただの遊びかいたずらですけど、
大人がやったら、それは趣味として成立するんやね。
趣味になったら、正々堂々と、シールを貼ってもいいんやね。

衝撃だわ。



なにそれ、ずるくない??

わたしだって、シール貼りたいわ。


その瞬間、シールを貼りたいって気持ちが猛烈に沸き上がりまして、
自分がシール星人だったことを思い出したのですね。


それで、その週末に100均でシールをたくさん買いに行って、
そしたら、可愛いマスキングテープがたくさんあったから、それもたくさん買って、

お家に帰って、ぺたぺたぺたぺた貼りました。

夜な夜なシールを貼りました。
当初旦那さんは、私が病んだと、夫婦に危機が訪れたと思っていたらしいよ。

ここでひとつ宣言させてよ。

「わたしは、二度と、シールを貼るのを先延ばしにしないことを誓います」

シールめっちゃ好きなくせに、
あんなにたくさん持っていたのに、
全然シールが貼れなくて、
お気に入りのシールを一回全部捨ててしまった私ですけども。

そのような私は、もう卒業いたします。

好きなシールほど、真っ先に、貼ることにいたします。

それが、どんなくだらないモノで、どんなくだらない瞬間でも、
貼りたいと思ったときに絶対に貼り続けます。

シールの貼れるシール星人として、覚醒いたします。



しかし、大人って良いよね。

子供のときは、欲しいシールもなかなか買ってもらえなかったけど、
今は、好きなだけ買えるもんね。


ちょっとずつ、またお気に入りのシールが増えてきたんやけど、
それと同時に、

「このシールは、可愛いから、今は使わんとこ~」

って思う瞬間が増えてきたのよ。


その都度、この宣言を思い出して、
貼りたい瞬間を今後は消して逃さず、

残りの人生、満足するまで、自分にシールを貼らせてあげたいと思います。



今後、シール用のノート買うんだ~♪
どれにするか、もう決めてあるからね~。

楽しみ楽しみ♪♪♪