栗ちゃん

栗ちゃんのヘルニアのときのこと① 前兆〜手術前夜

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我が家の愛犬栗ちゃんは、6歳のときに重度の椎間板ヘルニアを発症しましてね。
2回の手術を受けました。

手術の甲斐なく、それから下半身麻痺に。

思い出すのも辛くて、なかなか話したりできなかったそのときのこと、書いてみよう。

今になって思う、前兆

椎間板ヘルニアを発症したとき、あまりに突然という感じだった。

いろんな人に「前兆はなかったのか?」と聞かれても、思い当たることはなく、何か見過ごしていたのか何か悪いことしたのか?っていろいろ考えても、わからなかった。
ショックが大きすぎて、冷静に考えられなかったのかもしれない。

でも、発症から時間が経過していくうちに、
もしかしたら前兆だったのかなと思い当たることがいくつかあった。
キッカケになったことはこれだったのかもと思うことも。

前兆その0

これはまあ、前兆と言えるもんでもないけど、
栗ちゃんまだ若いころにも、数回腰痛で通院したことがある。

その時は、痛み止め飲んで安静にしていたら、復活した。

確か、病院でレントゲンとったと思うんだけど、
そのとき、椎間板の石灰化を指摘されて、
「将来椎間板ヘルニアになる確率が高いから、気をつけてあげてね」って言われていたのだ。

ちゃんとわかっていたのにね。

栗ちゃんを守ってあげられなかったよ。

ごめんね、栗ちゃん。

前兆その1

ヘルニアを発症する少し前に、荒川の土手に遊びにいった。
ああいう、だだっ広いところにいくと、栗ちゃんテンションあがって、走り回るのが常だったんだけど、
この日はそうじゃなかった。

呼んだらぴゅーんって走ってきてたんだけど、
そのスピードはいつもより遅くって、
いつもみたいに何度も何度も走り回るってことがなかった気がする。

今思えば。って感じで、
ただ単に気がのらないのかな?っていう程度に考えていたんだけど、
もしかすると既に痛みがでていたのかもしれない。

前兆その2

ヘルニアになる前日か前々日。
散歩に連れていっても、あんまり歩かなかった。

いつもだったら、少なくとも15〜20分くらいは歩くんだけど、
その日は割と早めに歩くのをやめてしまって、抱っこしてくれって私を見上げていた。

その頃は確か、散歩の最後はマンションまでの直線の道をダッシュで帰るのがお気に入りで、
栗ちゃんのことを可愛がってくれていたマンションの管理人さんが、いつもそのダッシュを楽しみに待ってくれていた。

でも、その日は抱っこで帰ってきたから、
「あれ、どうしたの?」って管理人さんが聞いてくれて、
「今日は、あんまり歩きたくないみたいで。。。」っていう会話をしたような記憶がある。

少し様子をみて、調子悪そうなら病院にもいかないとなあと思っていたと思う。

前兆その3

前兆もなにも、今思えばこれが直接的な原因なんじゃないかと思う。

ヘルニア発症の前夜、会社から帰ってきたとき、
栗ちゃんが元気にお出迎えしてくれた。

いつもみたいに駆け寄ってきて、わたしにまとわりついた。

抱っこしてくれ〜ってぴょんぴょんするから、
片手に荷物を持っていた私は横着して、
もう片方の腕で栗ちゃんを抱き上げようとして、
その時うまく抱き上げられなくて、
栗ちゃんがちょっと痛そうな声を出した。

そのあと、栗ちゃんは元気そうにしていたけど、
次の日、ヘルニアになっちゃったってことは、やっぱりこれが原因なのかなあ。

自らの手で、愛する栗ちゃんのヘルニアの要因を作ってしまったかと思うと、
ゾッとするし、自分をいくら責めても責めたりない。

ほんとさいあくだ。。。

なんてことをしてしまったんだ。と、思い出すたびに発狂しそうになる。

そして、発症

その日の朝起きてご飯たべて栗ちゃんはおトイレにいった。
ウンチしようとしたの。

トイレの上でくるくる回るときのポテポテいう足音を背中で聞きながら出勤の準備をしていた次の瞬間

「ぎゃーーー!!!」

っていう、栗ちゃんの叫び声がきこえた。

ビックリして振り向いたら、栗ちゃんがトイレから逃げて、洗面所のドアの影に隠れようとする後姿が見えた。
その時、すでに後ろ足を引きずっていた。

「栗ちゃん??!!!」って急いで駆け寄ると、
背中を丸めて、ぺたんとお尻を床につけて座ってめっちゃ怯えていた。
触ると痛がる。

今思うと、うんちしようと背中を丸める体制をした時に激痛が走ったんじゃないかと。
その時に、ヘルニア発症したんじゃないかと、そう思う。

うんちも最後までできなくて、お尻にうんちくっつけたまんま、トイレを飛び出してきていた。

病院へ

とにかく病院へ急いがないとと、栗ちゃんをキャリーバックに入れる。

触るとものすごく痛がって噛もうとするので、
タオルにくるんで、そっとそっとキャリーに入れた。

スーパーお隣さん

病院へいく準備をして家をでる。
このとき、この家に引っ越してからそんなに経っていなかったので、
家の前の道でタクシーがすぐ捕まえられるのかよく分からなかったけど、とにかく外に出てみようとエレベーターに乗ったら、お隣さん(女性)とたまたま一緒になった。

それまでは、お互い挨拶したりする程度だったんだけど、この時エレベーターで会ったことをきっかけにいろいろとお付き合いが始まった。

彼女は本当にむっちゃくちゃ親切。

ヘルニア発症後、ほんとにいろいろと気にかけてくれたし、めっちゃくちゃお世話になったの。

彼女もチワワを飼っていて、その子を連れてエレベーターに乗っていた。
お互いワンコ連れってことで、「あれ、病院??」って聞かれて、「栗ちゃんが栗ちゃんが。。。」って私がパニクっていたら、

「うちも病院いくから、タクシー呼んだとこだから、一緒に乗って行きな。」って言ってくれた。普段同じ病院にかかっていたので乗っけてってくれたのよ。

ほんとに、助かった。。。

きっとヘルニアなんだ、、、歩けなくなったらどうしよう、、、って悪い予感しかしなくて、泣きそうだったので、ほんとに心強かった。

病院で待っている間もいろいろと気にかけてくれて。

診察室に呼ばれる

この病院いつも混んでいる。
人気の病院。
どんくらい待ったのか、もう覚えていないけど、栗ちゃんキャリーの中でシクシク言っていた。

やっと名前呼ばれて診察室へ。

先生が足の状態を診てすぐ、足の麻痺とか確かめて、レントゲンとかとって、ヘルニアでしょうということになり、

1日入院して、薬で落ち着くか経過を観察することになった。
薬で落ち着けばいいんだけど。

お家でぎゃーーーーって泣いた直後とかに比べて、どんどん麻痺が酷くなっていっていて、診察台にのせた時にはもう立てなかった気がする。

先生はあんまり楽観視はできないような感じで言っていた気がする。
手術になるかもしれないからっていうようなことを言っていた。

それで、夜にまた様子を見にくるってことで、一旦仕事に行った。
仕事中も栗ちゃんのことが頭から離れなかったけど、
迎えに行く頃には、薬で落ち着いて少しずつでも良くなっているんじゃないかと、とにかくそればっかり思っていた。

この時の判断

この時、先生に言われたように、薬で様子見るってことにしたんだけど、今思うとこれって判断ミスだったのかなって思う時がある。

後からいろいろ調べると、ヘルニアの手術って時間との勝負なところがあるらしく、
この時もう立てなくなっていたのに、薬で様子をみたのって、正解だったのかなあ??と。

この時、先生を押し切って「手術してください!!!」って言うほど知識がなかった事をまず悔やんでいるし、もしそれでうまくいったかわからないけど、処置が遅くなったのがよくなかったのかも知れない、とか考えてしまう。。。。

夕方もう一度病院へ

仕事が終わって、良くなってきていますようにと祈りながら、病院にいった。
病院は診察時間が終わる直前くらいだった。

ほぼ誰もいなくなった病院で、先生が処置室みたいなところに入れてくれて、栗ちゃん連れてきますね、麻痺が治ってないんですよ。。。ちょっと詳しく話すので待ってね。という感じで、待たされた。

その間、看護師さんが栗ちゃんを連れてきてくれた。

栗ちゃんがめっちゃ喜んで私に近寄ってきたんだけど、前足しか動いていなくて後ろ足は引きずっていた。

むちゃくちゃショックだった。

めっちゃショックな現実とは正反対の、「ママきたぞーお家に帰れるんだあー」って感じの栗ちゃんの嬉しそうな表情が忘れられない。

看護師さんが、病院の床に栗ちゃんを置いてくれて、ちょっと待っててくださいね。って栗ちゃんと2人になった。

栗ちゃんが抱っこ抱っこって言ってくるんだけど、朝あんなに痛がっていたので、下手なことして症状が悪化したらどうしようと思うと、怖くて抱っこできなかった。

しゃがんでよしよしして一緒に先生をまっていた。

明日手術することに

先生がやってきて、

1日様子を見たけど、麻痺は治らなかった。
ヘルニアの中では、重度の部類だ。
手術をする以外、回復の見込みが薄そうだ。
ただ、手術をしても治る保障はない。

といった話をされた。

すこしでも回復する可能性があるなら、と手術をすることにした。

栗ちゃんはそのまんま入院。

次の日、お昼くらいに手術することになった。終わったら電話します。と言われた。

そしてわたしは、栗ちゃんをのこして家に帰った。

家に帰る途中、実家の母に電話して、事の次第を話しながら、号泣。母ビックリ。栗ちゃんの事が大好きな母も、大慌てだった。




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